昨日、会社の先輩と話している中で「金太郎」の話になった。
金太郎は、本名、坂田金時(さかたのきんとき)。
大江山の鬼退治で有名な源頼光(みなもとのらいこう)の家来だ。
で、「の」について考えてみた。
今なら、坂田金時は「さかたきんとき」、源頼光は「みなもとらいこう」。
しかし、昔は姓と名の間に「の」が入った。
これは、坂田金時と源頼光も「貴族」だったから。
元々、「坂田」という荘園を持っていた一族の金時さんだから「さかた」の「きんとき」。だから「の」は非常に重要だったんだ。
イギリスでいう「サー」。ドイツでいう「フォン」みたいなもんで、貴族を表す重要な敬称(?)だった。
いつのころからか、「の」はつかなくなった。たぶん室町時代あたりから。恐らく、ほとんどの人が所有していた荘園を離れ、「の」をつけられなくなったんではないかな?
だから、織田信長は「おだのぶなが」であって、「おだののぶなが」ではない。
だからどうしたって感じの話題やけど、まあ、こんなページやし、こんなんもありってことで。
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